12.142016
フィリピンの乗り物が進化している!?
フィリピンでは近年経済成長著しく
仕事を求めて都市間での人の移動が頻繁に行われています。
鉄道がないマニラ以外の他のエリアでは
乗り合いバスのジプニーやバイクタクシーのトライシクルなどの
多くの乗り物を見かけると思います。
ところが交通量の多い道路を通るバスや道を歩く人たちは、
ハンカチで口を閉じながら歩いている人を多く見かけます。
ジプニーやトライシクルなどにガソリンやディーゼルを利用し、
排気ガスが発生し、充満した道路ではハンカチをマスク替わりに使っているんです。
排気ガスによる大気汚染問題を解決するために、
2016年からフィリピンと日本の合同で公共交通システムの事業が開始されました。
ジプニーから電気自動車へ?
今まで排気ガスを発生させていたガソリン車やディーゼル車から
電気自動車への普及を目的としたこの事業は
フィリピンからフィリピン投資委員会(BOI:Board of Investment)、
貿易産業省(Department of Trade and Industry)、
日本からは新エネルギー・産業技術総合開発機構との合同で行われており、
フィリピン国内で注目されています。
まずは電気自動車の導入!
今回は50台の電気自動車が用意され、2018年までの2年間で実施される予定です。
歴史的な建造物がある観光スポット周辺で行われています。
特徴は電気自動車というだけなく、
ネットワークでつなぐことによってオペレーターによる管理や制御なども行う、
フィリピンでは画期的な取り組みを行っています。
今回の事業によって約千人の新規雇用が生み出される予定だそうです。
数年前から活発的に行われている公共交通の電気自動車への移行は
いまだ成功と言えるレベルには至ってはいません。
しかし、大気汚染や都市部の交通渋滞を解消するためには
今後電気自動車への移行や鉄道整備などが行われていくと予想されます。
数年後にはフィリピンの町中では電気自動車のジプニーに乗るということは
一般化されているかもしれませんね。
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