12.202016
グローバル人材になる為に:異文化理解
近年、日本の内需縮小の影響から市場規模の拡大を目的した海外進出を行い、
日本からグローバルに活躍できる人材が求められています。
語学力や日本人としてのアイデンティティなども求められますが、
現地で生活するための適応力・異文化への理解力が一番重要だと言われています。
しかし、地理的・歴史的な背景から日本では
近年になるまで異文化との交流が頻繁に行われなかったため
適応力や異文化への理解力を身につけることは難しいと思います。
周りを見回して、外国人の友人がいる人などは少数派で
外国人アレルギーを持っている人も多いのではないでしょうか?
そんな日本人にとって異文化と共に生活することのできる留学は
多文化を理解し、語学力も身につけられるいい機会だと思います。
フィリピン留学では、フィリピン人、日本人の他に、
韓国人、中国人、台湾人、ベトナム人やロシア人などの
様々な国籍のスタッフや生徒がいます。
異文化理解する為の必要な心構えについてご紹介します。
〇 異文化理解に必要な方法
- その1) 信念や礼儀を理解する
- フィリピン留学する生徒の多くは日本、韓国をはじめとするアジア各国から来ています。
もちろん国によって信念や礼儀は異なる為、それについて批判するのではなく理解する気持ちを持ちましょう。 - その2) 考え方を押し付けない
-
日本はフィリピン留学生の中で比較的所得が高く、
経済的にも成功している国と言えます。一部の人は「日本人が優秀だから他の国より発展している=日本人の考え方、仕事の進め方が正しい」と考える人もいます。
人それぞれ考え方があり、独自の考えを持つことは素晴らしいことだと思います。しかし、自分の考えを人に強要したり、
他人の考え方を批判してしまうと周りの人達は離れていってしまいます。
〇例1) 韓国人スタッフ:日本人生徒
まだ日本人留学生が少なかった5年前程の話になりますが、
当時日本人生徒の受入経験が少なかった韓国資本語学学校で
日本人生徒の対応についてご相談頂いたことがあります。その日本人生徒さんは土日も関係なく、スタッフさんのお部屋まで訪れ、
「病院に連れていってほしい」など様々なリクエストをしたそうです。
韓国人スタッフははじめのうちは対応していましたが、
1か月もすると「土日は学校も休みなので対応できません。」と
お断りするようになりました。日本流の接客基準しかしらない日本人生徒は韓国人スタッフの対応に不満を持ち、
オーナーに直接不満をぶつけ、大問題になったそうです。
日本人は日本流の接客対応を海外でも求めたり、
正しいと考えている人も多くいると思います。ただ、それはあくまで日本の基準であり、海外で同様なサービスなどを求めると
うまくいかないことも多いです。
自分の考え方を無理に押し付けるだけではなく、多文化に歩み寄ることも必要です。 - その3) 客観的に物事を理解・分析する
-
特に歴史的背景から日本人と見解が異なる文化を持つ国籍の方も多いです。
万が一、そんな見解の違う話になった時、
他人(多文化)を中傷するような口論などを行う事は避け、
客観的に相手の意見を理解し、分析し、発言するようにしましょう。
感情的に発してしまった軽率な表現が日本人のイメージを悪くする可能性もあります。
〇 人を理解する心
海外で日本のルールを押し付けるよりも、
異文化を理解していくことは海外に出る上でとても重要です。
ただし、相手の意見だけを受け入れるだけでは
自分で何も考えず行動するロボットになりかねません。
アイデンティティを持ちつつも、異文化取り入れ、
更にいいものを構築できるようにできれば、
国際社会で活躍できる人材にもなることができるのではないでしょうか。
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