フィリピンの正式名称はフィリピン共和国(英語表記:Republic of The Philippines)です。
フィリピンは日本と同様に島国で7000以上の島で構成されています。7000以上の島で1つの国を成すことからフィリピンを英語表記にした場合、Republic of The Philippinesと複数形で表記します。
日本から直行便がマニラとセブに就航しており、欧米圏の留学先と比べて、移動距離は短く、費用は1/3程度、また時差も一時間と日本との時差も少ないことから留学先として人気を集めています。
太平洋に浮かぶ7107もの島々からなり、東南アジア特有の活気のある雰囲気が味わえ、マリンスポーツ、マッサージ、ショッピングなど、フィリピンはバラエティ豊かな楽しめます。
首都
通常マニラという場合にはこのメトロマニラを指し、マニラ市はマニラシティと呼ばれます。
マニラ市を含むメトロマニラ都市近郊の人口は、2129万人を超え、世界有数の大都市圏を形成しています。
フィリピンの気候
熱帯性気候。年間を通じて暖かく、年平均気温は26~27℃。 6~11月が雨期、12~5月が乾期と分かれていますが、地域によってかなり差があります。
セブなどでは、服装については、年間を通じて日本の夏の服装で大丈夫ですが、機内、ホテル、デパートなどでは冷房が効いていることがあるので、上に羽織るものが必要です。また、日差しが強いので、サングラスや帽子もあると便利です。
マニラの月平均気温
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
29.9 |
30.2 |
32.0 |
33.3 |
33.1 |
31.9 |
31.0 |
30.4 |
30.7 |
30.9 |
30.6 |
29.7 |
セブの月平均気温
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
29.9 |
30.2 |
31.2 |
32.3 |
32.9 |
32.0 |
31.6 |
31.9 |
31.7 |
31.5 |
31.1 |
30.3 |
言語
フィリピンでは、英語が共通語として使われています。しかし、フィリピン独自の言語もあり、首都マニラで使われているタガログ語やセブ島周辺で使われているセブアノ語などその土地で使われている言語が数多くあります。
英語を公用語としている国において英語を話す人口世界第三位で、幼いころから英語環境で生活しているため、英語通用度は他の国と比べて圧倒的に高く、多くの外資系企業がフィリピンに進出しております。
宗教
カトリック83%、そのほかのキリスト教10%、イスラム教5%、ほか2%。国民のほとんどがカトリック系キリスト教徒ですが、ミンダナオ島の一部、スールー諸島などはイスラム教が多数を占めています。
そのためフィリピンでは、キリスト教関連の祝日だけでなく、イスラム教関連の祝日もあります。
政治
立憲共和制の政治体制を採用しています。現在の大統領はフィリピンの大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏です。2016年の選挙でベニグノ・アキノ3世の任期満了に伴い、新大統領として選出されました。
マニラの空港、ニノイ・アキノ国際空港は前大統領の父ベニグノ・アキノ・ジュニア上院議員が空港で暗殺されてたことをきっかけにベニグノ・アキノ・ジュニア上院議員の名前と愛称であったニノイとをあわせて改称されました。
近年、フィリピン経済は年平均6%を超す経済成長を続けてきております。また、すでに一部で高齢化が始まっているほかの東南アジア諸国に比べると、人口ボーナスが当分の間続くと言われており、ドゥテルテ新大統領の下で、アキノ政権を踏襲した現実路線が続けば、フィリピンはさらに発展する可能性が高いです。
フィリピンの通貨
通貨単位はフィリピン・ペソ(P)とセンタボ(¢)があり、ペソが紙幣、センタボが硬貨になります。
1ペソは100センタボです。
紙幣の種類:P1000、P500、P200、P100、P50、P20
硬貨の種類:P10、P5、P1、¢25、¢10、¢5
両替は、ホテル、市内の銀行、両替所、空港内の銀行で日本円からフィリピン・ペソへの両替が可能です。(交換レートが一番いいのは両替所、悪いのはホテル。)
また、旅行に行くときは、マニラやセブなどで日本円→ペソの両替をしておくことをお勧めします。T/C(トラベラーズチェック)の両替はほぼ不可能なので、お気を付けください。
● トラベラーズチェック(T/C)
ほぼ使用不可になりますので、お気を付けください。
●クレジットカード
VISA、Masterが普及しており、JCBは使えないところもあります。ショッピングセンターや大半のATM、銀行で使用できます。
ATMの利用ごとに手数料がかかりますので、事前にチェックしてください。ATMの1回の引き出し限度額は大半が10,000ペソ(約26,000円)となります。
ATMでの引き出しにはクレジットカードのキャッシング枠での契約があらかじめ必要となります。大学生の方のお持ちのクレジットカードの多くはキャッシング枠が付帯していない場合や付帯していても5万円程度と少ない場合が多く、現地にて現金が引き出せないといったトラブルもございますのでご契約されているクレジットカードの発行会社へご確認下さい。
⇒留学時のお金の管理方法(クレジットカード)について
●国際キャッシュカード
日本の銀行等が発行しているインターナショナルのキャッシュカードです。ATMの利用ごとに手数料がかかるものが多いので、事前にチェックしてください。 ATMの1回の引き出し限度額は大半が10,000ペソ(約26,000円)となります。
交通事貨
鉄道網が発達しているのは首都メトロ・マニラのみです。その他の都市は主にジプニーと呼ばれる派手な装飾が施された乗り合いバスや、タクシー、バイクに荷台をつけたトライシクルなどが主な交通手段となります。道路の舗装が整っていない地域もあります。気温が高く、フィリピン人の方の多くは日本人の方と比べてあまり歩かないため、多くの方が頻繁にこれらの乗り物も活用されます。
留学生の方の多くはタクシーを利用されます。ジプニーは行き先が決まっており、土地名を理解していないと少々難しいです。留学生活中は一人で行動することもが非常に少なくなり、またタクシーの初乗り料金も安く、人数割りすると非常に安価になるため、タクシー移動されることをオススメします。