6.182017
世界トップクラスの海外出稼ぎ労働者産出国、フィリピン!
在日外国人は中国人、韓国・朝鮮人の次に「フィリピン人」が多く、日本には多くのフィリピン人が滞在しています。
2000年代以降にフィリピン人へのビザ規制が厳しくなってしまった為、在日フィリピン人数が減少しましたが、近年再び労働力不足の日本労働市場において高いホスピタリティー精神を持ったフィリピン人労働者の雇用が増加しつつあります。
◆ この記事の目次 ◆
海外での就労者数が世界2位のフィリピン!
フィリピン人の海外就労者数は世界2位であり、GDPの約1割は海外で就労している出稼ぎ労働者による海外送金です。
フィリピンの海外就労者向けの政策を管理する「フィリピン海外雇用庁」もあり、国の政策として積極的に「海外出稼き就労」を推進しています。
なぜフィリピンに海外就労者が多い?
フィリピンに海外就労者数が多いのは政府の積極的な政策もありますが、それ以外にも他国にはまねできない優位なポイントがあります。
高い言語力!
フィリピンではフィリピンの公用語「タガログ語」、「英語」の第二言語の習得が必要であり、仕事や政府などの公的な書類には「英語」を使用する為、教育機関で高い英語力を育成するカリキュラムを提供しています。
公用語である「英語」を話すことができるヨーロッパを初めとする欧州では、特別な言語トレーニングなしで海外就労ができる人材として注目され、1980年代以降多くのフィリピン人が海外出稼ぎに欧州の地域を選択しました。
また、ルソン島中部以外の地域では「タガログ語」以外の「セブアノ」「ビサヤ」「イロンゴ」などの現地語を日常生活で使用している為、多くの国民は「第三言語(英語)(タガログ語)(現地語)」を習得しており、彼らは「言語習得のプロ」であり、比較的言語習得が得意な傾向にあります。その為、「英語」以外の「外国語」の習得が必要な場合にも短期間で身につけることができる傾向にあります。
ASEANトップレベルの教育水準!
フィリピンはアジア地域内の早期段階で、小学校・中学校の無償法が施行され、基礎教育への参加率が高い国の一つです。
また、出稼ぎ労働者の多くが大学などの高等教育機関を卒業者が多く、優秀な人材が確保しやすいことが挙げられ、メイド・サービス業・医療関係など様々な場所で活躍しています。
人的ネットワーク!
フィリピンは家族や地域などの人的ネットワークが日本より強く、ネットワーク内での協力関係が強い地域です。
その為、すでに世界各国に滞在している親類などを頼って海外に行く傾向にあります。
また、家族間や地域間のつながりが強いため、失業者である親戚を家事手伝いとして招き入れ同居したり、年長者の兄弟がそのほかの家族の生活費や学費などを負担したりと、家族間の関係性が強いため「奉仕精神」などが比較的強いとされ、サービス業でのパフォーマンス力が高いとされています。
あなたは将来生き抜ける?
多くのフィリピン人が海外へ出稼ぎ労働行う要因としては、フィリピン国内で雇用を創出できる産業が発達していないことも挙げられます。
日本人にとってフィリピンの海外出稼ぎ労働者の現状は単なる対岸の火事かもしれません。
しかし、近い将来AIの発展や人口減少による経済規模の縮小によってあなたの仕事が奪われてしまうかもしれません。
今の働き方を見直す時期にきてるのではないでしょうか。
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